2021年はパールがメンズファッションのトレンドに

パールネックレスを男性が付けるのは、珍しいことではなくなってきました。最近では流行に敏感な男性にとってはトレンドとなっています。

この1年半の間に、真の男性用アクセサリーとしてパールが台頭してきたことは、驚くべきことであると同時に、喜ばしいことでもあります。A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)やHarry Styles(ハリー・スタイルズ)をはじめとする多くのセレブリティが身につけたことで、2019年頃よりのトレンドとして注目されました。後者は、Sir Walter Raleigh(ウォルター・ローリー)、King Charles I(チャールズ1世)、Sir Elton John(エルトン・ジョン)に倣って、Met Gala(メットガラ)でパールのイヤリングを1つ身につけました。そして、ライアン・ロッシュやディオール、グッチのショーにも登場しました。パールの人気が続いているのは、主流のメンズウェアに起こっている大きな変化を反映しているようで、「男らしく」装うことの意味が変化していることを象徴しているようにも思えます。

パールは、ファレル・ウィリアムス氏がシャネルでいくつかのストリングスをモデルにした2016年には、ショーで男性の姿が目撃されていましたが、本格的に広まったのは最近のことです。

pharell pearl

Diorでは、キム・ジョーンズ氏のソフトな豪華さに、パールで縁取られた手袋や、ラペルに輝くブローチをあしらいました。コム デ ギャルソンは、ミキモトとのコラボレーションにより、スーツにネクタイ、そしてパールを身につけたクリーンな若者を起用したキャンペーンを展開しました。グッチはジュエリーを多用したエクレクティシズムを継続し、AMIRIは1970年代のロックンロール・ジェットセッターの精神でモデルにロールネックとパールを着せました。カサブランカのように、プレイボーイの魅力を軽やかに表現するブランドも、スカーフや大きなサングラスとともにパールを多用しています。自身のアルバムのリスニングパーティに出席するハリー・スタイルズ氏(2019年12月19日、ロサンジェルス)。

真珠は、メンズジュエリーとしては驚くほど万能です。首、手首、耳、服のどこを飾っても、どんなに控えめでも、身につける人に上品な雰囲気を与えてくれます。パールジュエリーはこれからも性別を超えたジェンダーレスなジュエリーとして、愛されるでしょう。